太平洋戦争終結の1日前、日本の輸送船がアメリカ軍機の銃撃を受ける様子をとらえた映像を市民団体が公開しました。

戦場となったのは長崎県平戸市沖でした。激しい銃撃を受ける日本の輸送船。周辺にも機銃掃射の跡が確認されます。

大分県の市民団体「豊の国宇佐市塾」がこのほど公開した映像は、太平洋戦争が終結する1日前の1945年8月14日に平戸沖で撮影されたものです。この映像が写された場所は平戸のどこなのか。

映りこんでいる海岸線などから、この場所は平戸市の北岸、田の浦沖であることがわかっています。

宇佐市塾によりますと、銃撃を受けているのは輸送船「第三 鷹川丸(たかかわまる)」で攻撃しているのはアメリカ陸軍の戦闘機部隊でした。この攻撃で第三 鷹川丸が浅瀬に沈没し、乗組員1人が死亡したと記録されています。

今回、宇佐市塾が公開した映像は機銃掃射に合わせて動画を撮影するガンカメラという特殊なカメラで撮られたものです。

公開された別の映像には戦艦大和も写っていました。アメリカ海軍艦載機の攻撃を受ける戦艦大和です。

大和は日本海軍が建造した世界最大の戦艦です。1945年3月19日の山口県岩国沖。この日の戦闘は写真でも記録されていました。

動画の映像は爆弾の煙などもあって不鮮明ですが、長い船体と高い艦橋を有する大和の特徴がうかがえます。

日本国内が戦場となっていた太平洋戦争末期をとらえた映像。豊の国宇佐市塾ではこれらの映像を通して戦争を知るきっかけにしてほしいと話しています。