この施設でセンター長を務める田村仁さん。自身も大学時代にパチンコにのめり込み、借金が多い時には400万円にも上り、ギャンブル依存症に苦しんだ経験があります。

(田村仁さん)
「ギャンブル依存症は周りを巻き込む病気なので、家族や友人、会社だったり周りの人に自分も迷惑をかけたので、そういう所が一番怖いかなと思います」
ギャンブル依存症の恐怖を身をもって知っている田村さんが職員として働く今、入居者への思いとは…

(田村仁さん)
「ここで回復して、もう一回社会に出て、活躍してもらうのと同時にギャンブル依存症ってこういう病気で、きちんと回復できるんだよということをみんなに知ってもらえるような存在になってもらえたらと思ってます」
14日から20日まではギャンブル依存症対策基本法により「ギャンブル等依存症問題啓発週間」に定められています。各地域の多重債務相談窓口で相談を受け付けているほか、専門機関への紹介も行われています。