奈良、和歌山では、天理と智辯和歌山が盤石の強さを発揮

そのほかの地区、選抜大会にも出場した近江と、滋賀学園のライバル対決となった滋賀大会決勝は、予想どおりの緊迫した展開の中、3回に1点を先制した滋賀学園が、3年生左腕の高橋侠聖投手の緩急自在のピッチングで、虎の子の1点を守り切って1対0で勝利。ここ数年、近江の厚い壁に阻まれてきた滋賀学園、ついに近江を下して春の滋賀大会の頂点にたちました。

12日(日)行われた決勝戦、奈良では、準々決勝で昨秋の奈良大会を制した智辯学園を8対2で下した天理の猛打が、決勝でも爆発。1回9点、2回7点、序盤3回までに18点を奪う猛攻で、橿原に18対6の大勝。圧倒的な内容で奈良大会を勝ち抜きました。

和歌山では、準決勝で選抜大会にも出場した耐久の好投手、冷水孝輔投手を打ち崩した智辯和歌山が、決勝でも和歌山東相手に着実に得点。中盤までに6対0とリードします。このリードを中西琉輝矢投手が安定したピッチングで守り切って6対1で勝利、投打にバランスのとれた強さを見せた智辯和歌山、2年ぶりに春の和歌山大会を制しました。

現在まで確定している近畿大会出場校は、以下のとおり、選抜大会に出場した京都外大西、京都国際に加えて、龍谷大平安と京都両洋の4校が準決勝に進出している京都は、今週末(19日)に決勝戦が行われて代表校が決定します。

【春季近畿大会出場校】

5月25日(土)~ 明石トーカロ球場(兵庫)

滋賀 滋賀学園
奈良 天理
和歌山 智辯和歌山
大阪 大阪学院大高
兵庫 社、須磨翔風、明石商
京都 19日(日)に決定(予定)