北朝鮮による拉致被害者全員の即時帰国を求める「国民大集会」が開かれ、横田めぐみさんの母・早紀江さんらが出席しました。

11日に東京で開かれた国民大集会には拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんや、拉致被害者の曽我ひとみさん、岸田総理らが出席しました。
40年以上にわたり娘の帰りを待ち続けている早紀江さんは、北朝鮮の金正恩総書記に対しこう訴えました。

【横田早紀江さん】
「あなたのお嬢様が突然きょうの夕方、何の意味もなく消え果ててどこにいるのかわからない、どうなったのかわからない状況になったときにあなたはどのようなお気持ちになりますか?心からお願いいたします。お返しください」

【岸田総理】
「総理大臣として自らが先頭に立ち、なんとしても私自身の手で拉致問題を解決するという強い決意のもと全力で取り組んでまいります」

岸田総理は「条件を付けずにいつでも金総書記と直接向き合う決意である」とし、日朝首脳会談の早期実現に向けた働きかけを一層強めていくと話しました。