大型リゾート施設「シーガイア」がグランドオープンしたのは、いまから30年前の1994年です。
様々な困難に直面しながらも、宮崎の観光をけん引してきた「シーガイア」のこれまでの変遷を振り返ります。
総事業費2000億円をかけて1994年にグランドオープンした「シーガイア」。
運営会社は、県や宮崎市、民間企業が出資する第三セクターとして設立されました。
当時、大型ホテルや国際会議場、それに世界最大の室内プール「オーシャンドーム」を備えた大型リゾート施設として、国内外の注目を集めました。
(2000年には、サミット外相会合が開催)
しかし、バブル崩壊の影響や施設の巨大さなどもあり当初から厳しい経営が続き、開業から7年後の2001年、3200億円の負債を抱え経営破綻。
アメリカの投資会社に売却されました。
その後、温泉施設の整備など新たな魅力を打ち出す一方、中核施設のオーシャンドームは、2007年、入場客の減少などを理由に閉鎖。
2012年には、大手パチンコ・ゲームメーカーのセガサミーホールディングスの子会社として再スタートを切ることになりました。
その後、事業再建を進め、去年3月期の決算は13期ぶりに経常損益が黒字に転換。
去年4月には、サミット農相会合の会場となっていました。
時代の移り変わりとともに様々な経営母体のもと運営されてきた「シーガイア」ですが、今回、買収したフォートレス、日本国内で多くのホテル事業を手がけているということで、「シーガイア」の運営で、今後、どのような方向性を示すのか注目されます。
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