「おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む」

普段カーブミラーの設置工事を行っている、愛知県小牧市のサンダイ技建の加藤社長に聞きました(今回の事故とは関係ありません)。
(サンダイ技建 加藤鐘三社長)
Qカーブミラーの耐用年数は?
「メーカーがうたっているのは、おおむね10年~15年。環境の悪い場所では2~3年ということもある。例えば犬の散歩で毎日おしっこをかけられてしまう。おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む。(おしっこの)塩分が腐食を早める」


カーブミラーは「基礎部分」と「柱」と「ミラー」の大きく3つに分かれ、このうち耐用年数が一番短いのは柱部分。新居浜市のケースでも、根元の腐食がありましたが、市が今回、腐食が見つかったあとに柱の根元をテープで補強していたことについて加藤社長は。

(サンダイ技建 加藤鐘三社長)
「応急的な効果はあると思う。ただ、テープをすることによって腐食部がテープで覆われ、腐食の進行具合が分かりにくくなる。テープによって腐食した部分が元に戻るような効果は薄い」
腐食が確認されてからのテープ補強は、一時しのぎにはなるものの、倒れるのは時間の問題だっただろうということです。
