JR東日本が進めていた「みどりの窓口」の削減計画、5月8日に突然の計画見直しとなりました。今後「みどりの窓口」はどうなっていくのでしょうか。

2021年・440駅→現在・209駅 混雑などの苦情から当面の間は維持する方針

上村彩子キャスター:
4月2日の東京・立川駅では、新学期・新年度が始まってすぐのタイミングで、長い行列ができていました。

他の駅でも起きていたわけですが、その理由について…

JR東日本 喜勢陽一 社長
「通勤通学の定期券、GW(ゴールデンウイーク)の指定席を求める人、そして訪日外国人観光客などで、みどりの窓口で混雑が発生した」

混雑が起きた背景には、みどりの窓口の削減がありました。

JR東日本は、2021年に440駅にあった「みどりの窓口」の削減を発表しました。2025年までに140駅を目指すとしていました。

現在は209駅となっているそうですが、減らしたことにより、残った「みどりの窓口」に人が集中し、混雑などの苦情から、「みどりの窓口」を当面の間、維持する方針を固めました。

最近は、「みどりの窓口」の混雑している様子を見かけることが多くなりましたよね。

井上貴博キャスター:
券売機がすいている状況を多く見かけます。航空券は今やネットで全部購入できるようになりましたが、鉄道のチケットはそれができない。

まずは、インターネットや券売機で全てできるようになってから窓口廃止という流れならわかる気がします。少しやり方が強引だったのかなという気はします。

田中ウルヴェ京さん:
かなりネットで購入などができるようになったものの、「みどりの窓口」でしかできないことをどんどん減らす。まずは、ここを最優先にしないとどうにもならないですよね。

ホラン千秋キャスター:
ネットでできたとしても、結局は券売機のところに行く。慣れていないからわからない。「みどりの窓口」で聞こうと思ったら、長蛇の列になっていたりします。

私たちも慣れることも大事ですけど、困ったときにどこに行けばいいのか、場所や駅員さんがたくさんいるとありがたいと思いつつ、人手不足だから大変なんですよね。