「共同親権」何が変わる?

藤森祥平キャスター:
今回の法案では、「親権について 子の利益のために行使する」と初めて明記されました。そして仮に法案が通ったとしても、離婚するケース全てが共同親権になるのではなく、単独親権か共同親権かを選べる仕組みになるといいます。

共同親権になった場合、父母の合意が必要になるのは▼住む場所 ▼進学先 ▼パスポート取得 ▼医療行為(緊急時は一方の親)などがあり、アルバイトは一方の親、髪を染めるのは個別の判断になるということです。
トラウデン直美さん:
片方の親に対して恐怖を感じている場合、連絡を取り合うことにリスクを感じます。
小川彩佳キャスター:
その都度、確認のために連絡をすることになりますからね。父母の合意が必要な場合と、一方の親だけでいい場合との線引きが難しいです。

カフェ店主・元外資系コンサル 影山知明さん:
子どもの年齢にもよりますが、基本的には子どもが自分で自分のことを決められる権利と能力を持っていると思います。仮に共同親権になったとしても、個別の事案に関しては、単独でも合意ができるという、柔軟な運用が必要になるのではないでしょうか。