第三者からの卵子を提供するNPO法人 ドナーは原則ボランティア

 不妊治療をする人の中で、卵子提供も選択肢として一筋の光となっている。NPO法人「ODーNET」は、早発閉経など自分の卵子では妊娠できない女性(43歳未満)に対して、第三者からの卵子を提供している。

 (NPO法人ODーNET 岸本佐智子代表)「300人近くの方から問い合わせをいただいています。ご夫婦の不妊治療を何十回もされた方、どうしても卵子が取れない方で、卵子提供でご主人と遺伝子を残したいと」

 ドナーには原則、ボランティアでの卵子提供をお願いしていて(※休業補償20万円を支払う)、約10年間で12人の子どもが生まれ、現在も6人が妊娠中だ。一方で、こんな相談も多いという。
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 (岸本佐智子代表)「他のエージェントさんで登録された方の涙のお電話もすごく多いんです。カウンセリングもない、費用もすごく高額ということもありました」