年間約7万人が体外受精を経て生まれた子どもだというデータがある。現在の出生数を計算すると約12人に1人が体外受精で生まれたということだ。不妊治療する人の選択肢の一つとなっている「卵子提供」。卵子提供により出産した女性と卵子ドナーを取材すると、両者を仲介する業者の存在と、卵子提供をめぐる“光と影”が見えてきた。