「カメムシ」越冬か対策商品の品切れも

カメムシは去年の秋にも大量発生し、それが暖冬の影響で越冬したと見られ福岡県は今月1日に早くも注意報を発表しました。

コーナンめいのはま店 工藤忠之主任「カメムシは非常に嫌な臭いがするので、家に入ってこないように、光に近づかないような、忌避剤が人気になっております」
ホームセンターではカメムシ対策グッズの売れ行きが好調だそうです。
コーナンめいのはま店 工藤忠之主任「去年もカメムシが非常に多かったので、去年と比較すると(売り上げは)1.5倍ほどになるのですが、例年通常と比べると2倍ほどの状態になっています。メーカーの方に在庫がなくて、カメムシと書いてある商品がない状態で、品切れ状態が続いているところです。」
4月中旬にはカメムシ対策専用の商品が品切れとなり、今は代用品を販売しているということです。
果樹園は「カメムシ」被害を懸念

金子壮太記者「カメムシの大量発生で被害が予想されているのが果樹園です」

梨農家 寺崎智政さん「しっかり梨の実がついているので、今年は良い梨ができると思っています。カメムシにやられなければ…。心配ですよね。せっかくこんなに実がなっているので、できれば全部消費者の人に届けたいなと思っています」

久留米市にある果樹園では毎年、7種類、30トンの梨を出荷していますが、カメムシの被害も多いといいます。
梨農家 寺崎智政さん「果実を吸うので、穴をほがして汁を吸っていくので、梨がスポンジ状になったり、吸われたところがそういう被害が実が小さいうちから出てくるので、気をつけないと商品にならなくなってしまう。虫もですし、台風もですけど、そういうのに1年かけて作ってきてたがやられるというのはやはり悲しいものですからね」

毎年、1割程度の梨がカメムシなどの害虫の被害で出荷できなくなるといいます。