100人に1人の割合で発症するといわれる「吃音」吃音は話す際に言葉が詰まったり同じ言葉を繰り返したりする症状で、7~8割の人が成長とともに治るとされていますが、大人になっても症状が残る場合があります。
「吃音があっても前向きにやりたいことに挑戦したい」吃音症の若者3人がその場所として選んだのはカフェでの接客でした。

辻勇夢さん(19):
「え、えっと…14時からのお客様でしょうか?こちらが、えーっとカフェですので、えー案内しますので、では順番にお願いします」
※辻さんの正しい漢字は『一点のしんにょう』

長崎市に今月5日、1日限定でオープンしたカフェ。「注文に時間がかかるカフェ」は、吃音がある若者の夢を応援しようと全国各地を移動しながら開催されています。接客するのは吃音症の大学生と高校生です。

入店時、スタッフはこう書かれたパネルをお客さんに示し、読み上げます。
《吃音は話し言葉が滑らかに出ない発話障がいの一つです。遮ったり推測して代わりに言ったりせずに言い終わるまで待っていてください。緊張していて どもっているわけではないので「緊張しないで」「リラックスしてゆっくり話せばいいよ」とアドバイスしないでください》