今日は「こどもの日」ですが、世界には「学校に通いたいのに通えない」子どもたちがいます。中国政府の圧力により学校に通えない、ひとりの小学生を取材しました。
記者(中国南部)
「勉強中ですか?」
小学5年生の泉泉くん(11)。この1年、まともに学校に通えていません。
泉泉くん
「They lived in a …」
家で一人で勉強しています。
泉泉くん
「学校に行って友達と交流したり、遊んだりしたいです」
原因は“当局による圧力”です。
父の王全璋さんは、宗教弾圧を受けた人や冤罪事件の被害者など、弱い立場の人たちの人権を守る弁護士として活動してきました。しかし、泉泉くんが2歳の時に当局に拘束され、4年半服役。弁護士資格を剥奪されましたが、出所後も、政府に対し申し立てを行う市民たちに法律面からのアドバイスを続けてきました。
泉泉くん
「お父さんは、不当な扱いを受ける人に対して正義を貫いている人です。悪いことはしていません」
王さんに対する当局の圧力は続き、その矛先は泉泉くんにも…
自宅を出た直後の泉泉くんを男たちが尾行しています。その後、男らは学校にまで「泉泉くんを受け入れるな」と圧力をかけるようになり、学校は受け入れを拒否。泉泉くんは退学を余儀なくされました。ほかの学校を探しても、同じことが繰り返されたといいます。
泉泉くん
「これからどうしたらいいのかわからなくて不安です。数学が好きで、将来は科学者になりたいです。でも彼ら(当局)のしてくることのせいで(夢が実現するか)心配です」
両親の心配は尽きません。
母 李文足さん
「昨夜、息子は『どうして僕は僕なの』と泣いていたんです。私たちは時間をかけてなんとか息子を元気づけようとしていますが、元気になってきたなと思ったころに、また突然彼ら(当局)がやってきて問題を起こすのです」
父 王全璋さん
「せめて子どもを自由にさせてあげたいです。学校も住む場所も自由に選ばせてあげたいです」
バスケットボールが大好きな泉泉くん。しかし、友達を作る機会もなく、ひとりで遊ぶしかありません。
泉泉くん
「家族全員が制限のない状態になってほしいです。僕はただ、母と父に幸せな人生を送らせてあげたいのです」
「学校に通って勉強し、両親を幸せにしたい」、そんな当たり前の夢さえかなわない。これが、中国で人権派弁護士の子どもたちが置かれている現実です。
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