【“両頭船”でどちらにも進める桜島フェリー、前と後ろはあるの?】

桜島フェリーは「両頭船」と呼ばれる船で、前後どちらの方向にも進めるよう作られているのです。

たとえば、一般的な船には片側にしかない「スクリュー」や「操舵室」も前後それぞれに完備。操舵室は進行方向のものを使うことになっているため、着岸すると、船長はこれまでとは逆方向にある、もうひとつの操舵室に向かいます。

(船長)「この船は両方とも行ける造りになってるので、操縦権をこちらに移した。桜島フェリー独特ですね」


また、自動車も…

(フェリー乗組員)「車両も乗った順番で降りられるようにしてある。それも両方に設備があるので可能となる」

「両頭船」で“前後対称”の桜島フェリーは、本当に「前」、「後ろ」はないのでしょうか?鹿児島市の担当者に聞いてみると…