手仕事へのこだわりはこちらも…。

大量のキャベツの千切りは、おやきの仕込み作業です。

社長の叔母・倉嶋京子さん:
「軟らかいところは大きめに切っても大丈夫だけど、硬い芯の部分は細かく切る。これが機械だと調節できないんですよ。(切り分けている?)そうですね。(機械よりすごいじゃないですか)そうですね」

キャベツは30玉、さらに大根およそ100本など、刻んだ野菜がてんこ盛り。

野菜ミックスなどのおやき、およそ2000個分になります。

社長の叔母・倉嶋京子さん:
「手でやった方がなんとなく美味しく私は感じます。昔ながらのせいかね。愛情こもってて」

小宮山社長:
「昔ながらの生地なんですけど、それぞれのおやきで(生地を)変えています。先々代が和菓子職人で、食べたときに甘みを感じられるような生地を考案した」

小宮山さんは信濃製菓の3代目。

創業者の喜六(きろく)さんは、小宮山さんの祖父にあたります。

小宮山社長:
「祖父(喜六さん)が私が中学2年のときに他界して、信濃製菓を閉店する話もあったが、じいちゃんばあちゃんの思い出のこの工場をなくしてほしくなくて、私が父に、何とか社長に就いて店を続けてもらえないかとお願いした」

小宮山さんの父・忠義さんは、建築の仕事をしていましたが、そのまま信濃製菓の2代目となり、店の味を守り継ぎました。

小宮山社長:
「朝おやきを作ってから建築に行って、非常に頑張ってくれた。(店を)残してくれたので、ありがたく思っています。3代目(の私が)つぶさないようにしないといけないですね」