2人で協力し 早朝から準備
「おはぎ」のもう1人のスタッフ、柴川美和子さん。栄養士の資格を持ち、献立を考えます。石光さんは午前4時から、柴川さんが6時から。2人で作ったおかずを石光さんが子どもを園に送っている間に柴川さんが詰めていきます。

柴川美和子さん
「お互いがお互いを元気づけ合っている感じです」
朝早くからの仕事も2人で協力し、補い合っています。
柴川さん
「こうやって一緒に働いて本当に毎日が楽しくて」
子どもを送り終えた石光さんも作業に加わります。2人は短大時代からの友人。福祉施設で働いていた元調理員の柴川さんが、企業理念に賛同し、合流しました。
9時半までに詰め終えて、依頼されている市内の高校3校、萩市西端の三見地区の福祉施設に弁当を配達。その後、急いでこの日の出店場所に移動します。場所は曜日ごとに変え、萩市街地から離れた地域などを巡っています。
この日、向かったのは紫福地区。人口は672人。60パーセント以上が高齢者で、最寄りのスーパーに行くにも車が必要な地域です。

お客さん
「はよきたんじゃけど」
石光さん
「まあまあ、一緒に行きましょう」