来年秋に開幕する大型観光キャンペーン向けた事前の取り組みです。3日、JR西日本の観光列車「はなあかり」が山口県内で初めて運行され、新山口駅で出発式がありました。

「はなあかり」は地域の魅力発信しようと、JR西日本が季節ごとにエリアを変えて運行している観光列車です。来年10月に始まる「山口デスティネーションキャンペーン」に向けた事前の取り組みとして、山口県内を初めて走ることになりました。

車体は奈良時代から続く伝統の染め物「檳榔子染色」で、花のデザインが施されています。湯田温泉のマスコットキャラクター「ゆう子」も、見送りのためホームに駆けつけました。

見送りに来た小学生
「車体のロゴとかがすごいすてきなので、美しいので、私今正直すごい感動してます!金色のロゴマークのところが一番好きです!」

京都からの乗客
「珍しく山口県を走るということで乗ってみたいなと思いました。お弁当とか出ると聞いてますのでそれも楽しみですし、沿線の景色も楽しみですね」

「はなあかり」は新山口駅と長門市駅の間を島根県の益田経由で4日間、運行されます。津和野駅、東萩駅、長門市駅で停車し、日本酒の試飲や地元特産品の販売などで乗客をもてなすということです。

記者
「車内では『はなあかり』のデザインをあしらったヒノキ製のコースターや箸など旅の思い出にぴったりなグッズも販売されています」

16種類のはなあかりグッズが車内限定で販売されます。乗客には県産の食材を使った弁当が提供されるということです。

JR西日本 広島営業部 長谷川裕一 課長
「ぜひ観光列車での旅を楽しんでもらって、列車の中もそうですし、降りてからもですね。ここでは数え切れないほどのすてきな観光地がありますので、この秋には山口の旅を皆さん、楽しんでもらえればと思います」

「はなあかり」の特別運行はすでに予約の受け付けを終了していて、ほぼ満席ということです。