宮崎県内でも急増しているSNS型投資詐欺の被害です。
都城市の男性が、SNSを通じて知り合った人物から暗号資産に関する投資を勧められるなどしておよそ250万円をだまし取られました。
投資詐欺の被害に遭ったのは、都城市に住む40代の男性です。
警察によりますと、男性は、去年11月ごろ、SNSを通して「美香」と名乗る人物と知り合い、投資に関するメッセージのやりとりを続けていたところ、暗号資産に関する投資を勧められました。
男性はインターネット上の取引所で去年12月から今年2月までの間にあわせておよそ250万円相当の暗号資産を購入し、指定された暗号資産の預入用アドレスに送金してだまし取られました。
男性が「投資の利益分を出金したい」と「美香」を名乗る人物に連絡を取ったところ、「出金には税金が必要」などと言われ出金できず、不審に思った男性が警察に相談して詐欺だと発覚しました。
県警察本部によりますと、県内では今年に入って先月末までにSNS型投資詐欺の被害が21件確認され、被害総額はおよそ2億1000万円にのぼっています。
【参考】
宮崎県内の被害者は30代から80代ですが、このうち、65歳以上の高齢者は全体の2割で、幅広い世代で被害は発生しています。

警察は
・「必ずもうかる」という投資話は疑う
・SNSで知り合った相手の話は安易に信じない
などと注意を呼びかけています。