「川遊びは“膝下の深さまで”」

井上キャスター:
この時期は、小学生から大学生くらいの飛び込みが特に多くなるそうです。

水難学会の斎藤秀俊理事によると、いきなり冷たいところに体がさらされることにより、▼反射的に過呼吸になってしまうことがあるそうです。他にも、▼急激な体温の低下で身体が動かなくなることもあるといいます。

「こんなところで溺れない」と思っていても、泳ぎが得意な人でも、溺れてしまう可能性がある。

水難学会の斎藤秀俊理事によると、こういうケースも報告事例が多いということです。

家族で川遊びをしに行った際に、大人は川に入るつもりがなく、ライフジャケットなどは特に用意していなかった。しかし、子どもは川辺で遊ぶ際にライフジャケットを着用していた。

例えば、子どもが溺れた場合、大人が救助しようとすると、どちらも溺れてしまうケースが報告されているそうです。

川に少しでも入る可能性があれば、ライフジャケットを全員分準備する必要があるといいます。

目安として…

水難学会 斎藤秀俊 理事
「川遊びは“膝下の深さまで”を心得ること」

ホラン千秋キャスター:
慣れ親しんだ川でも、1年経つと川底の状況が変わっていることもあります。「去年も遊んだし、この時期は暑いから大丈夫」という気持ちで遊びに行くと、大変な事故に繋がる可能性もあります。

念には念を入れて、大人もしっかりしないといけないですよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
間違いないですね。私もかなりキャンプが好きで、川の横でキャンプをするのですが、この時期に特に心がけているのが“靴を履くこと”なんですよ。

海は裸足で入るのが普通ですが、川に関しては、この時期こそ、専用の靴を着用します。

やはり川上から何が流されてきたかわからない。ガラスの破片や錆びた鉄の棒。石もエッジが尖ったようなものもある。

川底で何を踏みつけるのか、見えないので、心がけています。