地域航空会社 トキエアの2つ目の路線となる「新潟ー仙台線」が26日就航しました。片道45分で新潟と仙台を結ぶ定期便はおよそ26年ぶりです。

新潟空港のトキエアのチェックインカウンターには仙台への初便に乗る人の列ができていました。

【新潟から仙台へ向かう男性は】「福島経由で車で行ってたんですけど、非常に便が悪かったですから。今回直行でしかも短縮できますから。牛タン食べたいですね」

地域航空会社 トキエアは大手傘下以外では国内で15年ぶりの新規参入を果たし、1月には新潟ー札幌丘珠線が就航しました。「新潟ー仙台線」は2つ目の路線です。

【トキエア 長谷川政樹 社長】「まず仙台に飛んでいただいて、そこからまた鉄道、車、バス、そういった乗り継ぎ、さらにビジネスチャンスを広げていただきたいと思います」

最も安い航空券は9000円からで、1日2往復、火曜日と木曜日を除いた週5日運航します。

搭乗率はおよそ83%だった初便、定刻より3分遅れましたが…

【記者リポート】「トキエア、乗客60人を乗せて2路線目となる仙台へ飛び立ちました。仙台との定期便はおよそ26年ぶりです」

車で3時間以上かかる仙台に片道たった45分。あっという間に仙台空港へ到着しました。


【搭乗客は】「きょうは仕事で来ました。早いのもそうなんですけど、すごく楽に移動できたというのはとても感じています」

そして仙台空港からも26年ぶりに定期便が到着しました。到着ロビーでは拍手でお出迎えです。

【新潟に帰省した会社員は】「距離としては結構近いんですけど、あまり新潟のこと知られてないことが結構多いので、新潟の魅力をもっと仙台とか東北の人にも分かってもらえればと思いますね」

トキエアはこのほか、佐渡と東京圏、新潟と神戸を結ぶ路線の就航などを目指していて、新潟と中部国際空港とを結ぶ便について夏ごろの就航を目指しているということです。