「候補者とトップレベルの政治家が会談するのは極めて異例」
井上貴博キャスター:
通常、大統領選挙前は事務方レベルでの関係構築のみですが、「候補者とトップレベルの政治家が会談するのは極めて異例」と明海大学の小谷哲夫教授は話しています。
一方で、4月9日~13日に岸田総理は国賓待遇で訪米していました。
岸田総理が訪米した直後のトランプ氏と麻生氏の会談について、「このタイミングでの会談は、バイデン陣営がメンツを潰されたと感じてもおかしくない」とも小谷教授は話しています。

ホラン千秋キャスター:
確かに色々なスケジュールを考えると、このタイミングしかないということだったのかもしれませんが、「メンツを潰されたと感じてもおかしくない」と思うのは、「そうだよな」という感じはありますよね。
井上キャスター:
だからこそ、「政府内にいない麻生氏であればいいんじゃないか」ということだったんですかね。二大政党制なので、日本としてはどちらが勝ってもしっかりと関係を構築しておきたいということですね。
小谷教授は、「日本側はすでにトランプ氏が大統領再選の可能性が高いとみている可能性も。政治家レベルで繋がっていたいのではないか」と話しています。

麻生氏との会談後、トランプ氏はSNSで円安・ドル高について、「アメリカにとって大惨事だ。愚かな人々には聞こえが良いが製造業などには大惨事だ」と投稿しています。
また、アメリカメディアは、「トランプ政権当時の高官らが再選した場合に備え、ドル安誘導政策を議論」と報じています。
