では、どんな危険が潜んでいるのか。

中でも、危険なものが通称「SFTS」と呼ばれる病気で、マダニにかまれてから6~14日間で発症。発熱、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出るほか、重症化すると死に至る恐れもあります。

2012年以降、愛媛県内で確認されたSFTS患者数は43人で、このうち12人が死亡しています。

マダニは春から秋にかけて活動が活発になることから、茂みに近づかない、肌を出さないなどの対策が必要です。

具体的な対策方法です。

・山に出かける際は、暑くても長袖・長ズボン、帽子や手袋などで全身をガード
・マダニに効く成分を含んだ防虫スプレーを使用するのが有効
・万が一かまれても手でつぶしたり引き抜いたりせず、医療機関へ
・山に出かけたあと発熱などがあった場合、すぐに医療機関へ

これから本格的なアウトドアシーズンに入りますが、山や森にお出かけの際は、マダニなどの害虫への対策も忘れないようにしましょう。