春から活動を活発化させるマダニ。病気を媒介することから注意が必要ですが、愛媛県松山市の住宅地で発見したという情報が寄せられました。
マダニを発見したという情報が寄せられたのは、松山市南白水にある住宅街近くの茂みです。
男性が実家の近くでカメのエサとなるミミズを探していたところ、溝に積もった枯葉の中から見つけたそうです。
昆虫などに詳しい、愛媛大学農学部の吉冨博之教授に話を聞いてみました。
(愛媛大学農学部・吉冨博之教授)
「これはマダニです。獣の血を吸ってパンパンに膨らんで獣から落ちたところ、中型大型の哺乳類について寄生していて、草むらにいて次のターゲットを狙う生活をしている」
マダニの一種で、タカサゴキララマダニのメスと見られるこのマダニ。
発見場所付近にはイノシシも生息しているとみられ、吉冨教授はマダニが見つかっても不思議ではないものの、マダニは病気を媒介することもあることから、注意が必要だといいます。
(愛媛大学農学部・吉冨博之教授)
「愛媛県ではSFTSと日本紅斑熱が知られている。高齢者が主に亡くなっている」