■父の背中を追いかけて「柔道整復師」の道へ
安田一弘さん
「10代のちょっとした反抗期みたいなのもあって、父親の仕事というものにあえて僕は向き合っていなかった。柔道整復師を目指そうかなって大学3年生のときに、家族でそういう話を何気なく夕飯の時にしたときに、初めて自分の本当に心の底で思っていたものと向き合った瞬間だった」

大学4年になるタイミングで東京の専門学校へ入り直し、父が持っている柔道整復師の資格を取得するため、整体の勉強を始めた。
安田一弘さん
「日中は整骨院で働いて、夜は専門学校に行くっていう生活でずっと過ごしていました。今となっては大したことないなって思えるんですけど、当時は頑張ったなって思いますね」

柔道整復師の資格を取得した後は、専門学校時代から働いていた整骨院に就職し、外傷に対する柔道整復師の業務をこなした。その後は、鍼灸整体院へ。
安田一弘さん
「その後の鍼灸整体院での5年間っていうのは、手技のスキルアップのためにすごく役立ったなと思っています」
その後、独立。整体で人の体と向き合っていた安田さんは、体を動かすことに視点を向け始める。
