山梨県笛吹市にある富士山の絶景スポットに、新しい観光施設が完成しました。
山岳リゾートの気分を味わい、ご当地グルメなどが楽しめます。

西垣友香キャスター:
「きょうはあいにくの天気ですが、富士山の絶景スポット『FUJIYAMAツインテラス』の入り口の施設が、新たにできた観光施設です。富士山を見に訪れる人に地元の魅力を楽しんでもらおうというのが狙いです」

スズランの群生地としても知られる笛吹市芦川町に完成したのは「リリーベルヒュッテ」です。

バス乗り場だった場所に約250平方メートルのウッドデッキを設置し、カフェや土産物店が入る5台のトレーラーハウスが立ち並び、山岳リゾートの気分を味わえます。

このうちカフェでは、ラーメンのスープにほうとうの麺を入れたご当地グルメの「ラーほー」や、笛吹市産の果物を使ったスイーツなど約20種類のメニューが持ち運びが可能な紙の容器で提供されます。

ラーほーは汁なしで、芦川町の鳴沢菜の漬物が特徴です。

西垣キャスター:
「麺がモチモチ。漬物のピリ辛なアクセントもあってとってもおいしい。この澄んだ空気の自然の中で食べるラーほー。格別ですね」

笛吹市はこの施設を3年前、新道峠にオープンした「FUJIYAMAツインテラス」の入り口となる施設に位置付けています。

2つの施設の間は原則シャトルバスで移動し、笛吹市は電気バスも導入して自然保護と観光を両立させたいとしています。

笛吹市 山下政樹市長:
「目的地になるようなところを作らないと(他観光地と)勝負にならない。素晴らしい眺望を一つのコンテンツにして来てもらうことができないかと開発を始めた」

リリーベルヒュッテは25日にオープンし、笛吹市は旅行会社のJTBと連携し、年間約5万人の人出を見込んでいます。