今は“試験販売”だけど…「命のつなぎ」待ちわびた住民たち

車のスピーカー「仮設住宅の皆様、ただいまから食品の詰め放題をはじめます」

がれきを避けて進む移動販売車

本谷一知さん「いらっしいらっし!全部詰め放題!千円だけでいいし。わぁっと詰めていってくだ!」
客「ゴミ袋は? 」
一知さん「店に行けばある、今度持ってきてあげる」
客「リポビタンももらっていいが?」
一知さん「いいよ!」

明るく接客する一知さん

客「誠意でやって、もとやスーパーが潰れんか心配」
一知さん「南志見の人のためなら別に」

利用した客からは「来るのずっと楽しみにしてて、やっと来てくれた。命のつなぎ」と言った声や「(仮設住宅に入っても)買いに行かれんもん。車もないし、私は独りぼっちやから。移動販売はきょうが初めてやから、嬉しいやら…どういっていいやら訳わからない」といった歓迎の声が聞かれました。

少しずつでも日常を取り戻すために。

人だかりになった移動販売車

従業員が避難先から戻っていないこともあり、定期的な移動販売には踏み出せない状態ですが、少しづつでも日常を取り戻すために、地域で唯一のスーパーが住民たちの心に寄り添います。