今年の本屋大賞に選ばれた『成瀬は天下を取りにいく』。舞台となった滋賀では、いわゆる“聖地”を巡るスタンプラリーが行われるなど、盛り上がりを見せています。そして今回、作者の宮島未奈さんに作品にまつわるお話を聞きました。
滋賀県大津市が舞台『成瀬は天下を取りにいく』
4月18日、滋賀県の三日月大造知事のもとを訪れたのは、今、最も注目されている作家・宮島未奈さんです。
4月10日、宮島さんは2024年本屋大賞を受賞しました。
(宮島未奈さん 10日)「『成瀬』が本屋大賞をとりました~!」
宮島さん、実は滋賀県在住の作家で、受賞作『成瀬は天下を取りにいく』も大津市が舞台となっています。
小説では我が道を行く主人公の中学生・成瀬あかりと周囲の人々の日常を描いた青春物語が描かれています。
【成瀬あかりのセリフ】
『島崎、わたしはこの夏を西武(大津店)に捧げようと思う』
地元・大津市の大垣書店フォレオ大津一里山店では、『成瀬は天下を取りにいく』のコーナーが設けられています。本屋大賞は全国の書店員が「いちばん売りたい本」を投票によって選ぶもので、ドラマやアニメにもなるなど、影響力の大きい賞として注目されています。
(大垣書店フォレオ大津一里山店 辻中瑞保店長)「滋賀県題材のものが本屋大賞になっているのがうれしいというようなお声もあると思いますし、やはりお客さまの期待というのは大きいのかなと思っております」