なぜ作中に「M-1」や「MBSのテレビ番組」が出てくる?
―――主人子・成瀬あかりは親友とコンビを組んでM-1に出場します。なぜM-1を題材にされたのでしょうか?
「私がM-1グランプリが大好きで、第1回から欠かさず見ているんです」
―――大胆でユニークな行動をとる成瀬という女の子は、先生がその等身大なのか、それとも誰か他にモデルがいるのでしょうか?
「特定のモデルはいないんですけれど、こんな子がいたら楽しいかなっていうのを書きながら考えて作りました」
―――作中ではMBSのテレビ番組も出てきます。芸人さんのコンビがやっている深夜番組ですが、なぜ弊社を選んでいただいた?
「当時、私はアインシュタイン出演の『アインシュタインの愛シタイン』を見ていて、それを見て思いついてからです。
―――この作品の舞台は滋賀県大津市です。大津市は宮島さんにとってどんな場所でしょうか?
「今暮らしている生活の場です。なので、すごく身近な存在として書きました」
―――読者らへのメッセージをお願いします。
「まだお読みになってない方はこれから読んでいただければと思うんですけれど、既に読んでいただいた方も、『成瀬は天下を取りにいく』は子どもからお年寄りまで楽しく読んでいただける作品だと思うので、ぜひ周りの方にすすめていただけたらうれしいです」