「単価は今が一番いい」 値段の高騰で食卓から敬遠される国産アサリ

産地偽装問題から2年。全国一のアサリの漁獲量を誇る愛知県では、本格的な漁のシーズンを迎えました。漁師歴35年の地元漁師は…
(愛知のアサリ漁師 細田光則さん)
「単価は今が一番いいですね」
ことしは深刻な不漁で天然アサリの希少性はさらに高まり値段は高騰。喜ばしいことだと話す一方、戸惑いも。
(愛知のアサリ漁師 細田光則さん)
「昔みたいに大量に食べたり安価で買える商品じゃなくなりつつある。今まで安かった商品が高くなるっていうのは、なかなか手が出しにくいとは思いますね」


愛知県内のスーパー。愛知産のアサリは産地偽装問題が明らかになる前の倍以上に値上がりしています。
(買い物客)
「小さくて少ないじゃん。それに高いじゃん、割と」
「高くなったよね。昔はアサリなんて海に行けば”落ちていた”」
このスーパーでは、春先の旬の時期はアサリの特売スペースを設けていましたが、今は売れないため仕入れを大幅に減らしています。
(パワーズ東脇店 正木宏和店長)
「お味噌汁の中に入ってたり副菜的な部分が強いものですから。なかなかこのお値段ですと、主食にはならないので値段的に厳しいところがありますかね」
