東京進出のために数百万円かけて新技術を導入

そして、東京・新宿エキナカに、4月17日オープンした「イイトルミネ」にも、念願の上京を果たしたお店が。

〇△□(マルサンカクシカク)代表 橋本悠介さん
「めちゃくちゃやる気満々で来てるんで!すんません、関西弁で!」

大阪に2店舗を構える行列が絶えないタルトの専門店「〇△□(マルサンカクシカク)」。

一番人気は、2層に分かれたチョコレートが楽しめる生チョコのような濃厚タルト「ショコラ」。(562円※税込)

その他にもキャラメルとナッツを混ぜ合わせたタルトや、「カッテージ」と「クリーム」2種類のチーズを使ったタルトなど、10種類を用意。

そして、贈り物にもぴったりな、ある工夫が。それは、お皿もフォークもいらない食べやすさ。

1ピースずつ箱に入っているので、箱からタルトを台紙ごと引き出して、台紙から外してそのまま片手で食べられちゃうんです。

タルトも女性がかじりやすいサイズを計算し、3センチの薄型になっています。

オープンした8年前からずっと、上京を夢見ていたという代表の橋本さん。

〇△□(マルサンカクシカク)代表 橋本悠介さん
「東京で有名なブランドが大阪にっていうのはよくあったことだったので、逆パターンを絶対にやってみたかったんですよね、それも東京からのオファーで。大阪も負けてないよと」

まさに今回の東京進出は、店の人気を知った新宿ルミネからのオファーだったといいます。

しかし、大きな問題が浮上。それは…タルトを作るキッチンでした。

〇△□(マルサンカクシカク)代表 橋本悠介さん
「新宿の近くで作るとなるとめちゃくちゃ家賃が高くて、そこは結構誤算でしたね」

大阪ではキッチンで作ったタルトをそのままお店に運んで販売。しかし、賞味期限はわずか2日。東京に運ぶには時間もコストも合わないんです。

そこで、数百万円かけて、商品に合わせた瞬間冷凍ができる技術を導入。東京でも作り立てを提供できるようにしたといいます。

〇△□(マルサンカクシカク)代表 橋本悠介さん
「皆さんにちょっとずつちゃんと愛されながらやっていきたいというところが一番」