この日、田村さんが訪ねたのは、当時、地元漁協で4代目水族館に携わった松本美夫さんです。
4代目水族館に携わった 松本美夫さん
「漁協の倉庫の方、探してようやくこれ(図面)を見付けまして。」

水族館開設の発端は、当時最新の栽培漁業でした。
4代目水族館に携わった 松本美夫さん
「作り育てる漁業というのが謳われ出して。モジャコ(ブリの幼魚)を取って来て、生け簀に入れて大きく育てて、人に釣ってもらって楽しみながら販売すると、いう計画で。」

生け簀に水族館を併設し集客を図るというアイデアでした。
最初は西洋の城のような見るからに大きな建物や屋根上に展望台を造る
デザインなど様々検討されたものの、予算の関係で断念。
大小18の水槽でおよそ20種類の生きた魚介類を展示したほか、漁船の模型などが並んでいたようです。