この水族館の存在は、地域の歴史を探求するグループで代表を務める田村葉子さんの研究で明らかになりました。
田村さんによると、初代水族館は大正時代末期の1925年にオープンした「美保園」。
今でいうレジャーランドのような総合娯楽施設で、パンフレットには赤い三角屋根の水族館のほか、サル小屋、食堂や浴場などがかかれています。
地元の有志が兵庫の有馬温泉などを視察して造ったといいます。

初代水族館「美保園」設立者の子孫 三代暢実さん
「4代前の爺が考え出したもので、とにかく江戸時代以来北前船で栄えておった港が寂れてゆく、これじゃあいけんということで、観光業の中に是非水族館というものをやったらどうかと思い付いたようです」