元カバン職人の髙橋元康(たかはし・もとやす)さんが、バッグや財布以外にも手がけているのが…遊び道具です。



髙橋元康さん:
「これ将棋盤になっていて、革で遊び道具を作りたいというのが始まりなんですけど。(Q:実際に遊べるんですか)遊べます」

表面に印刷ができないため、色の異なる革で駒の文字を表現。

革ならではの質感を楽しめます。

さらに、チェスなどのボードゲームも、革で作ってしまいました。

髙橋元康さん:
「これも旅行先とかに持っていってもらったり、おしゃれな家とかにあればいいんじゃないですか」

そして、こんな製品も…

「ハロウィンのパーティーで着けていったらいいんじゃないですかね」

これらは髙橋さんの好奇心から生み出されています。

髙橋元康さん:
「遊びで作っていると楽しいというのがあって、(遊び心を)表現するにはすごく面白い素材だと思います」

職人それぞれの個性が光るレザークラフト。

髙橋さんによりますと、インターネットにより、大口でなくても革を仕入れやすくなったことで、レザークラフトの専門店が増えてきていて、長野市だけでもおよそ10年で少なくとも3店舗が新たにできたということです。

遊び心を表現する髙橋さんと、リメークを得意とする鎌田さん。

2人の職人に共通するのは、ものを大切にする意識です。

鎌田学さん:
「革自体も食肉からの副産物。そこもSDG’sになるだろうし。革の端切れとか余ったりするんですけど、そういうのを極力少なくできるだけ製品にしたい」



記者が着けているこの蝶ネクタイも、鎌田さんの作品の一つ。

切れ端で何かできないかと考え、作ったものです。