イランがイスラエルに行った史上初の直接攻撃。イスラエルがイランに「反撃で一致」との報道もある中、さらなる中東情勢の緊迫化が懸念されています。

イラン イスラエルに初の直接攻撃

今回の攻撃にイラン国民は沸いていました。

「イスラエルに死を!」

爆音を響かせ、次々と発射されたミサイル。300以上のミサイルやドローンを使い、イランは初めてイスラエルへの直接攻撃を行いました。

エルサレム上空には、そのミサイルやドローンとみられる無数の光が降り注ぎましたが、大半はイスラエル側によって迎撃されたということです。

しかし、いくつかのミサイルは着弾し、南部の町では、少女1人が負傷したということです。この攻撃は、4月1日にイスラエルがシリアにあるイラン大使館の建物を空爆し、国外部隊の司令官らを殺害したことに対する報復措置でした。

増尾聡 記者
「攻撃から一夜明けたテルアビブですが、今はこのように飲食店やほとんどの店が通常の営業に戻っていて、広場を見ても、多くの人が街に繰り出し、平穏を取り戻しています」

ただ、市民からは不安の声も…

テルアビブ市民
「イランとの戦争は心配です。世界大戦になるのでは、と恐怖を感じています」

イスラエルの戦時内閣は14日、今後の対応を検討する会議を開催。ロイター通信によりますと、攻撃のタイミングや規模について意見がわかれているものの、反撃を行う方向で一致しているといいます。

一方、イスラエル最大の支援国であるアメリカのバイデン大統領は反撃に反対する考えを伝えたとされ、ネタニヤフ首相の判断に注目が集まっています。

今回の事態を受けて開かれた国連安保理では、イスラエルとイランがそれぞれの立場の正当性を主張しました。

イスラエル エルダン国連大使
「(イランの)攻撃はレッドラインを超えた。イスラエルは報復する権利がある」

イラン イラバニ国連大使
「イランは国際法の下、自衛権を行使するしかなかった」

日本を含むG7の首脳は緊急会議で「最も強い言葉で非難する」との声明を発表しました。