『ゴール』という結果とセンターバックをカバーできる守備力を

今季から就任した橋川和晃監督が「本気でトップ3を目指す」と明言し、始まった2023‐24シーズン。アルビレディースはリーグ戦3位につけています(4月13日現在)。
白沢選手は、今季は川澄奈穂美選手や杉田亜未選手といった経験豊富な選手も加わり、「チームの雰囲気が変わった」と話します。

白沢百合恵選手(20)
「ナホさん(川澄奈穂美選手)やメグさん(上尾野辺めぐみ選手)、優理さん(川村選手)もコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ってくれるので、よりいろんな選手と『どうしたらいいだろう』などといった共有が出来ているのかなと思います。あとは失敗しても『次、次』とか、チーム全体ですごく“良い声”をかけられていると思いますね」

リーグ戦は最終盤をむかえ、白沢選手も14試合中10試合に出場し、右サイドバックを主戦場に活躍しています。今後の目標を聞いてみると…

白沢百合恵選手(20)
「個人としては、今年はゴールをひとつの目標に掲げているので、チャンスがあったら攻撃参加をして、『ゴール』という目に見える結果にこだわっていきたいです。守備の部分はサツさん(三浦紗津紀選手)やリコさん(浦川璃子選手)などセンターバックの選手に本当に助けられていることが多いので、センターバックの選手をカバーできるくらいの守備力を、残りの試合で見せていきたいなと思います」

そしてリーグ戦の先に、U-20ワールドカップという“世界への扉”が開かれようとしています。

「まずはメンバーに選ばれることが必要ですが、メンバーに入るだけではなくて試合に出て勝利に貢献するということが目標で、“世界一”に向けて、どれだけ試合に出て貢献できるかというところにこだわっていきたいです。そして、優理さん(川村優理選手)みたいに考えて走る、そういうプレースタイルを続けていきたいですし、世界でも戦える選手になりたいと思います」

新潟から世界へ―
20歳の挑戦は続きます。