■「格安」どころか「無料で配布」も!その理由とは

さらに、商品は販売するだけではありません。

(中屋アナウンサー)「川﨑さん、どこに運んでいるんですか?」

(ecoeat岡山北店 川﨑翼 店長)
「こちら『コミュニティフリッジ』と言って、公共の冷蔵庫です」

商品の一部を、生活に困窮する人たちのための支援に充てているのです。

(中屋アナウンサー)
「公共の冷蔵庫って、どういったものなんですか?」

(北長瀬エリアマネジメント 藤田花奈子さん)
「コロナ禍などで生活に困っている方が、24時間食料品を受け取りに来ることが出来る冷蔵庫を設置しているシステムです」

「(それは無料で受け取れる?)はい、基本的に頂くものはすべて個人や企業の方の寄付から成り立っていて、そういうものをこちらで受け取って提供することで、困っている方が取りにくるようになっている」

■食品ロスを防ぎ、生活困窮家庭を支援・・・動き始めた「新たな循環」

(中屋アナウンサー)
「川﨑さん、エコイートはどういった思いで持ち込んでいるんですか」

(ecoeat岡山北店 川﨑翼 店長)
「いま食品がロスされている中で、3食まともに食べられない方もおられる。その矛盾をなるべく無くしたいと思っているので、その思いで微力ですがご協力させて頂いております」

施設内には、支援者と利用者をつなげるコミュニケーションボードが設置されています。利用者からの多くの感謝のメッセージが寄せられていました。

(ecoeat岡山北店 川﨑翼 店長)
「今回初めてこちらで実際に、自分たちが持ち込んだ商品を持って帰って下さるのを見て、すごく自分が社会貢献に少しでも役に立っているのかなと実感できた」

食品ロスをなくし、さらには活かすことで困っている消費者に還元する。。。新たな消費のサイクルが岡山で動き始めています。

なおecoeatでは、よりその循環を回していくために、賞味期限が切迫した在庫の処分で困っている企業や個人の方がいたら、是非相談してほしいと話しています。