問い合わせは1日約100件にも…搬送車両数を約2倍に増やすも既に足りず

第7波の急激な感染拡大を受けて、7月下旬、大阪市旭区で民間救急を運営する「関西メディカル民間救急」ではひっきりなしに電話が鳴っていました。
(電話対応をするスタッフら)
「ちょっとごめんなさい。いまは案件をさばくのに(予約が)溜まっている状態なので、順番に配車してからの時間になるので」
「ちょっといまね、夕方くらいまではもう詰まっておりまして。ちょっときょうの対応は難しいです」

この会社では第6波の経験を受けて、7月から大阪市内の車両数を4台から9台に増やして対応しています。ところが、大阪で1日の感染者が初めて2万人を超えたころから依頼が急増。搬送車両は既に足りていない状況となっていました。

(関西メディカル民間救急 畔元隆彰社長)
「圧倒的に私たちが(多く)搬送しているのが高齢者。高齢者の中でも超高齢者といわれるような方々。問い合わせでいうと(1日)100件くらいはいっていると思うんですけれども、実際に搬送しているのは直近だと最多で70件です」