進む円安 国内生産者の追い風になるか

小川彩佳キャスター:
影山さんはカフェを経営されていますが、影響は出ていますか?

カフェ店主・元外資系コンサル 影山知明さん:
コーヒー豆を筆頭に価格が上がっています。さらに難しいのは円安になると、エネルギーコスト全般が上昇していくので、(価格転嫁で)全方位の価格が上がってしまうことですね。

ただそのなかで多少救われているところがあるとすれば、私の店では小麦粉やクルミといった食材は、国産のものを使っているのですが、この円安の状況の見方を少し変えれば、国内生産者の方にとって追い風というか、育成のチャンスであるという言い方もできるとは思います。

しかし、価格転嫁をしないと、どうにもなりません。お客さん側も、賃上げのニュースがありますが、それを上回る物価上昇が起こっていますので、この円安の波が国内産業、中小企業にとどめを刺しかねないという危機感を感じながらやっています。

小川キャスター:
ただ耐えていくということでは越えられないような局面を迎えているのでしょうか。