林業の発展や人材育成などを目指して、新潟県村上市とBSN新潟放送などが連携協定を結びました。テレビやラジオを通して、森の大切さや木の魅力を知ってもらうことが狙いです。
村上市と市内の林業関係者でつくる「次世代の集い」、それにBSNの3者が結んだのは「木育(もくいく)」の推進に関する連携協定です。
「木育」とは森の大切さや木材の魅力を子どもたちに知ってもらうこと。林業の担い手不足が課題となる中、村上市は地域の重要な産業である林業を次世代へつなごうと、赤ちゃんに積み木を配ったりイベントを開催したりと様々な取り組みをしています。今回の連携協定により、BSNのテレビやラジオ、YouTubeを通して「木育」の情報を広く発信したいとしています。

村上市 高橋邦芳市長
「村上には木彫堆朱という伝統文化がありますし、触れあっているものが、実は我々の先人たちが大切に育んできた木だと、より鮮明に、よりストレートに子どもたちに伝わっていくのではないか」
次世代の集い 菅原保会長
「今、子どもたちにとって、木といえば『外国の木』というイメージが当たり前になっています。そのイメージを、木といえば『地元の木を使っている』ということが当たり前だと認識してもらい、それを次の世代や、その次の世代の子どもたちにも引き継いでいただけたらと思っています」
BSNテレビでは今後、村上市の取り組みを紹介する番組を放送する予定です。