2024年4月以降を大胆予想! 相場占うポイントどこに?

4月以降の見ると最高値は、皆さん4万2000円3000円4000円とそんな変わらない。少し控え目といえば控えめ、最安値の方も3万6000円7000円8000円ということで、今のレンジで大体少しずつ切り上げていくっていうのがイメージ。グラフでいうと年末にかけて上げていくと見ている人が多い。

――まず黒瀬さん。年末が一番高くて4万3000円。

りそなアセットマネジメント 黒瀬浩一氏:
企業の経営改革については、3月末の決算、それから6月の株主総会で一段落すると思う。ただ年末に向けてはアメリカの利下げ、それから日本でも実はGDPマイナスや景気あんまり良くなかった。この辺も年後半に向けてはプラスに入っていくと思う。そういうことを考えて、年末株高という方向でみていく。

――続いて年末予想が高いのが小髙さんの4万2000円。

野村証券 小髙貴久氏:
最初の3か月間がかなり上がり過ぎた。これから自動車の品質不正の問題や世界的な地政学リスクの問題など少しもたつくと思う。その後、そういった材料を乗り越えた後に、企業業績の回復拡大などを踏まえて、最後へ上がっていくシナリオでいくと、大体これくらいの水準ではないかと思う。(日本経済は年末にかけて尻上がりに良くなっていくか?)足元は少しもたつくと思うんですけれども、年末にかけては良くなっていくと思っています。

――そして年末4万1000円と予想した山口さんは、レンジが広くて、上は4万4000円だけど下は3万6000円まで、夏場に大きく下がるという予想。

SMBC信託銀行 山口真弘氏:
一旦ここで業績が下振れするリスクでそこで3万6000円と見ている。基本的には3万8500から4万500円のレンジで動いていくと思っている。2024年の後半にかけて、賃上げがあり、国内消費は改善という形で業績回復というのを、株価が反応して、4万4000円が確保された最高値という形で、今のところ考えている。

――実質所得がプラスに転じて商品に転嫁して、需要増が起きるという好循環が2024年後半には起きるというシナリオか?

SMBC信託銀行 山口真弘氏:
それがどこまで加熱するかというところになると思うが、プラスになること自体で株価は反応してくると思う。そのときにレンジが切り上がるというふうに考えている。

――最後は、最も慎重な井出さん。年末4万円を切るという予想。高値は4万2000円までいくと。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏:
2024年度、日本企業の業績が10%ぐらい改善する見込み。それをベースに考えると大体下が3万7000円、上は4万2000円ぐらいになるがそのど真ん中が3万9500円。正直年末の数字をピンポイントで予想するのは本当にもう今、難しい時代だが、そう考えるとやはりニュートラルな水準を予想するのが1番素直かなと思いました。

――もう3万7000円以下には下がりそうにないか。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏:
市場が想定できていないような大きなリスクが顕在化した場合が起きた場合は3万5000円割れぐらいまでは、ありうると思う。(地政学的問題や原油問題など)絶対にないとは言えないけども今の時点で想定する必要はないだろうということ。