3月29日から4月7日まで、足立区役所アトリウムでの性的マイノリティのカップルとその子どもの家族写真が展示される「シルエットファミリー展」が開催されました。
写真を通じて、LGBTQファミリーの姿を可視化
展示を企画したのは「一般社団法人こどまっぷ」。こどまっぷがどんな団体なのか、そして「シルエットファミリー展」を企画したねらいを代表理事の長村さと子さんに聞きました。

「一般社団法人こどまっぷ」代表理事の長村さと子さん
「LGBTQの当事者の人たちが子どもを育てたい、産み育てたいと思ったときにサポートできるような、そんな体制を整えている団体です。LGBTQの人たちというのは、まず子どもを持つということ自体が想定されていませんので、いろんな困難が待ち受けています。本当にいろんな制約があって顔を出せない人たちの思いっていうのが伝わればいいなと思って、LGBTQファミリーの姿を可視化するために、今回の展示になっています」
日本でも、ゲイ、レズビアンなど性的マイノリティのカップルが第三者からの精子提供、卵子提供や、里親制度などを活用して子育てをするケースは年々増えています。足立区でも2021年から「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」を設けて同姓カップルが「結婚」に相当し、その子供なども「家族」に相当すると認めています。しかし、日本の法律では同性婚が認められていないことからそういった家族関係を公にできずにいる性的マイノリティはまだ多くいます。