感染の高止まりが続く第7波。
島根県が最悪のシナリオと警戒するのが、一般医療への影響です。

島根県感染症対策室 田原研司 室長
「これほど拡大してくると、様々な方が感染をしてしまいます。その中には医療機関のスタッフもこの2週間たくさん発生がありますけど、合わせて、高齢者福祉施設でのクラスターが大変多いです。高齢者の感染者が非常に増えているのが、第7波の特徴です」

島根県では、7月に入り、28日時点で医療機関で12件、高齢者福祉施設で25件のクラスターが確認されています。

高齢者が感染した場合、入院が必要な人も少なくありません。
また、介護が必要な高齢者であれば、ベッドの数以上に医療スタッフも必要になりますが…

島根県感染症対策室 田原研司 室長
「医療スタッフが院内感染等でクラスターが起きると、コロナ医療だけでなく、一般医療の人員が不足する問題が出てきます」

島根県では、お盆過ぎ1週間程度が第7波ピークアウトのポイントとみていて、高齢者と医療従事者への4回目接種の促進などにより、医療崩壊につながらないよう、注視するとしています。