イチゴを焼いてお茶に?!「里山は遊び場!」

ツアー中に開かれたのは、一風変わったお茶会。笹の葉やクロモジの枝など、身のまわりの物をなんでもお茶にしてしまおうというものです。

他にもイチゴやオレンジなど、想像を絶するお茶の数々(【画像④⑤】)に参加者は目からウロコ。アイデア次第で里山は『楽しみが尽きない遊び場』になることを知りました。

(滋賀からの参加者)
「やってみたいなと思うことがたくさん増えて…今度から、果物を見たら焼きたくなって、お湯を注いでお茶にしてみたいと思うようになるかも」

【画像④】
【画像⑤】

ツアーのクライマックスはコース料理「都会じゃ味わえない贅沢な味」

そして参加者が最も楽しみにしていたのが、高谷夫妻の野菜や、地域でとれた山菜などで作るコース料理です。

メニューを考案したのはうなぎ店の村田さん。中和の魅力を一皿一皿に込めました(【画像⑥⑦】)

(蒜山鰻専門店 翏 村田 さん)
「自分たちが豪華と考えるのは、場所とか空気感、ここで湧いている水。これをいかに皿に落とし込めるか」

【画像⑥】
【画像⑦】

「中和地区の水で米を炊いただけでも、全然味が違うんですよ。葉物を湯がくだけでも、湯がいたスープですらおいしいと思える。都会じゃ味わえない贅沢ですよね」

刻一刻と変わる自然の表情。生きとし生けるものを育む清らかな水。

素朴な里山には、私達が忘れかけている大切な何かがありました。

(滋賀からの参加者)
「じっくりと、自分とも外とも向き合える時間になって。なかなか普段生活していたり仕事をしていると、そういう所は大切にできない部分なので、改めて『自分の中をリセットする』という意味でも、すごく充実した時間でした」

(神奈川からの参加者)
「『すてきな所だろう』と思って来たんですけれど、それ以上にすてきで、また違う季節に訪れてみたいと思いました」

うっすらと雪の残る山の懐に抱かれて、参加者たちは「言葉にできない豊かさ」を満喫したようです。