理事長X氏に記者が直撃取材すると…

 取材班は理事長のX氏を直撃した。

 (記者)「Xさんですか?」
 (X氏)「はあ…」
 (記者)「Xさんのクリニックに過去に通っていた患者さんから、我々の方に」
 (X氏)「ちょっと待ってください、何か撮ってらっしゃるんですか。いえいえ、僕ちがいますけど」
 (記者)「Xさんじゃないですか?」
 (X氏)「はい」
 (記者)「じゃあどなたですか?」
 (X氏)「どなたって…」
 (記者)「出てこられたので、あそこ(歯科医院)から」
 (X氏)「いえいえ、何の取材?」
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 X氏は全く応じようとしない。

 (記者)「これ、見てもらってもいいですか?見てほしいのが…いいですか?これ、とある患者さんの…」
 (X氏)「ちょっと待ってください」
 (記者)「いやいや、診療報酬の明らかに水増しがあるんではないかと思われる証拠がいくつもあるんですよ。本当にやっていないですか?」
 (X氏)「していません。やめてください」
 (記者)「やってもいない治療をしたかのようにして点数をカサマシしているんではないかと、患者さんが何人も不安に思っている方がいるんですよ」
 (X氏)「それは、ちょっと…」
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 取材班がカメラを止めると、X氏はこう話し出した。

 (X氏)「患者から指摘があり、すでに退職している診療報酬の元担当者に確認を取ったところ、過剰に請求していた部分が確認できた。いま、過去にさかのぼって、取り下げの請求をしているところです」
 (記者)「吹田市は子どもの医療費の窓口負担額が最大で500円。そこにつけこんでやったのですか?」
 (X氏)「そういう言い方をすれば、そうなのかもしれない」

 そして、直撃の後、取材班にX氏から1通のメールが届いた。
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 (X氏からのメール)「もし不安に思っている患者様がいましたら、カルテも開示いたします」

 全国にある歯科医院は約7万軒。コンビニエンスストアの店舗数をも上回るとされ、X氏にかかる疑惑は氷山の一角なのかもしれない。不正を可視化するシステム作りが必要ではないだろうか。