同じ歯科医院に通うBさんの場合 子ども3人の治療13回中12回で金額差異

同じく吹田市に住むBさんもその可能性に気づいた一人だ。
(Bさん)「私自身も同じ歯科を利用しているが、それは見てみたら、確認した分では差異はなくて。子どもの方が…」
3人の子どもがいるというBさん。令和3年(2021年)4月5日、長女がX氏の歯科医院で受け取った領収証には保険点数1303点との記載があった。
診療報酬は本来1万3030円のはずだが、共済組合から受け取った医療費の通知を見ると、1万円あまりが上乗せされた2万3630円が請求されている。
![]()
Bさんの子ども3人がX氏の歯科医院を受診したのは、2021年4月以降の3年間で少なくとも13回。いずれも窓口負担額は500円だったものの、うち12回で領収証の点数と医療費の通知の金額に差異があり、上乗せ分の合計は約11万円に上った。
(Bさん)「言い方は悪いですけど、うまいこと突いてお金をもらっているんやなというのは思いますよね。やっていないことをやったことにして、ただ患者にはわからないように。まあ改ざんですよね、多分ね」
![]()
診療報酬の不正請求問題などに詳しい弁護士にX氏の手口について聞いた。
(城南中央法律事務所 野澤隆弁護士)「大胆です。ここまでやっているケースはあまりないと思います。水増しというかツケマシとかいうんですけどね、業界では。水増し系はまだ一応(治療を)やった上で加算しているだけなんですけど、架空請求系も結構あるみたいですからね、これ。もはややってもいないのに(診療報酬を)勝手に請求している。患者自身はほとんど被害者じゃないから世間の関心が薄く、本当の被害者は国民全体とか健康保険システムそのものに対する不信感の増大だと私は思っています。社会全体の不利益」














