米菓作りが盛んな新潟県長岡市で、これまで活用されていなかった資源を米作りに生かそうという、資源循環のプロジェクトが進められています。

長岡市の田んぼでは2日、今年の米づくりに向けてペレットが散布されました。ペレットにはもみ殻を焼いて炭にした「くん炭」と、市内の米菓メーカーから出た「米の削りかす」を使って作った堆肥が含まれています。

これまで活用されていなかった米由来の資源を堆肥に変えて、土づくりに生かそうという資源循環プロジェクトの一環で、岩塚製菓や長岡技術科学大学など産学官が連携して進めています。

長部農場 長部茂幸 代表
「長岡にしかできない稲作を目指したいと思っている。今まで使われていなかったもの(資源)の力を改めて掘り起こして使っていくことで、それが可能になるのかなと」

「くん炭」には、稲の根を強くし水分の吸収をよくする効果があるということで、関係者は、夏の暑さ対策としても力を発揮できるのではないかとしています。