最強の鬼「酒呑童子」
一番強い鬼とは、どんな風貌なんだろうと想像して描いたという「酒呑童子」。かっこいいけど怖い、恐ろしさの中に威厳のようなものを保った鬼を想像して描いたとGOMAさんは言います。
自身が持つ障害と特別支援学校での活動

GOMAさん自身のことや今後の活動について聞きました。
俵谷アナ
「GOMAさんはご自身、障害を持っているということなんですけど」
GOMA
「文字が図形化してしまう『読字障害』っていうのと、あとは『ADHD(注意欠如・多動症)』という発達障害を持ってまして、はい」
俵谷アナ
「作品を作る上で影響してくることはありましたか」
GOMA
「よく作品に書を入れるんですよ。書道家の先生たちに一度見せたところ、書の概念を覆す作品だと言われました。こっちからすると、文字を書くのではなく、一色で絵を書いてるだけなんですけど。それはちょっと(障害が)作品には影響してるなと思います。逆にこの脳みそだからこそ、こうやってアーティストになれたのかなっていうのは思いますよね」

現在GOMAさんは、全国の特別支援学校などでのボランティアワークショップに取り組んでいます。子どもたちのアートの才能を少しでも刺激し、可能性を引き出したいといいます。
GOMA
「やっと絵でご飯が食べられるようになった時、たまたま秋田の支援学校のワークショップを行ってくれないかというお話がきたんですよね。
支援学校の子たちの将来についてお話を聞くと、就労支援施設とか例えば工場だったりとか、…そういうとこで働くっていう未来があると。その子たちに夢を与えることはできないかなと思いました。
第2のGOMAを見つけよう、GOMAよりすごいアーティストを発掘しようっていうので、始めたんです」

4年先まで創作したいものが決まっているというGOMAさん。今後は、青森の人たちだけでなく、海外からの観光客にも楽しんでもらえるようなものを残していきたいといいます。
「GOMA展2」は青森県の田舎館村博物館で5月6日(月)まで開催中です。さらに毎週金曜、土曜はナイトミュージアムとして夜だけしか見られないライトアップした展示も見ることができます。唯一無二のGOMAさんの世界観を堪能してみてはいかがでしょうか?

青森テレビ「わっち!!」(月~金曜夕方4時25分)「あおもり学び隊」2024年3月26日放送回より














