能登半島地震発生から1日で3か月です。被災地・氷見市では倒壊した納屋の公費解体が始まるなど復興に向けた動きが進む一方、再起を諦めざるを得ない人も。被災地の今を取材しました。

能登半島地震から3か月を迎えた1日、被災した氷見市では新たに18人の職員が社会人のスタートを切りました。

氷見市 林市長:「庁内一丸となりまして復旧復興に取り組んでいかなければならない大事な時期でございます。どうか皆様の若い力を存分に発揮してご尽力いただきたいと思います」

左尾朱麗さん(総務課配属):「地震直後は今まで住んでいた氷見が変わってしまったところを見てショックを受けたんですけど、これから職員として一日も早く復興に少しでも役に立てることができたらいいなと思います」

氷見市内で特に被害の大きかった姿地区では。

加賀谷悠羽記者:「地震からきょうで3か月。倒壊した納屋の公費解体が始まり、塞がれていた生活道路が通れるようになりました」

廣澤二郎さんも農業用の納屋の解体作業に立ち会い、農作業用の機械を取り出したいといいます。

廣澤二郎さん:「発掘しないことには作業できないから。引っ張って出そうとしましたけどくわ1本取れなかったからね」

作業は順調に進み…耕運機やトラクターは無事でした。

廣澤二郎さん:「やっとでてきた拍手~!にこにこにこ~!やっとこさ春の仕事が去年と同じく順調にいくかなと」

氷見市では、3月31日までに公費解体の申請を197件受理していて、市は、来月から本格的に作業を進めていきたいとしています。

一方で再起を諦めざるを得ない人がいます。氷見市北大町の「與市郎かまぼこ店」。

店主 中村一成さん:「いつ復帰するかしらんけど4日もたつのに…」

1月4日には営業再開にむけ破裂した水道管の復旧作業が進められていましたが。

店主 中村一成さん:「夢に出てくる。すごく夢に出てきて弱る。製品が仕上がらんだ、遅れたりとかそんなことが多々あったもんだからそんなんばっかり思い出す」

創業およそ90年の店舗は地震による損傷が激しいことから再建を断念。1月いっぱいで廃業となりました。

「半壊」の判定を受けた店舗兼住宅は解体、撤去することになっています。

店主 中村一成さん:「まだ決まっとらんがよ全然。いつ壊してくれるか。見通しが立たんもんやからね。どっちつかずで」「全然変わらんねえ。一生懸命片づけようがないもんで。荷物がいっぱいありすぎてね」

地震から3か月。復興への道のりは
まだ始まったばかりです。