能登半島地震の発生から1日で3か月です。地震で大きな被害を受けた石川県で生まれ育った女性が、東日本大震災の教訓を故郷の再生につなげようと先日、宮城県南三陸町を訪れました。

宮城での気づきとは

3月29日、南三陸町を訪れたのは、石川県珠洲市在住の一枚田愛さん(38)です。

この日は、東日本大震災の伝承活動に取り組んでいる高橋一清さんから復興の歩みについて説明を受けました。

南三陸311メモリアル顧問 高橋一清さん:
「個別条件が違うので同じスピード感で求めると疲れる。条件が悪いので東日本大震災よりもちょっと時間が長くかかるというくらいに抑えないと、焦りが疲れを呼ぶ」

南三陸311メモリアル顧問 高橋一清さん

石川・珠洲市出身 一枚田愛さん:
「全然、珠洲市(の復旧)が進んでいなくて大丈夫なのかとか、この状況でどうなってしまうのかと思っていたが、今の話を聞いたら、そんなに焦らなくてもいいと思った」