浮かび上がる“非日常の中の日常”

現地に行って初めて感じた“非日常の中の日常”。様々な規制や不均衡がある中で、門脇さんは、共に生きることを実践している人達にもカメラを向けました。

ガリラヤ地方(現イスラエル)でアラブ・パレスチナ系の住民とユダヤ系の住民が共同で運営しながらオリーブオイルの生産を行う団体でした。

(映画シーンより一部)
ガリラヤのシンディアナ共同代表 ナディアさん:
「私たちは自分の側からのみものを見ようとします。身近に暮らす人のこともあまりよく知りません。でも、関係性を作るには声をかけないと。目の前にいるのはユダヤでもアラブでもない、1人の人間なのですから」

シンディアナ共同代表 ナディアさん

互いの人権を尊重し、共に働くことでお互いの理解を深めていけると行動するシンディアナの人達、行く先々で出会ったパレスチナに暮らす人達の声。様々な人にカメラを向け、1人1人と話をしていく中で、門脇さんの心に芽生えたのはー。